■3歳馬ステファノスがゴール前で差し切り重賞初制覇

　各馬ほぼ揃ったスタートを切ったが、3番インパルスヒーローはダッシュつかず最後方からの競馬となった。前の争いは、まず2番キングズオブザサンがわずかに出たところを、外から6番コスモソーンパークが交わして先頭に立った。2番手となったキングズオブザサンの後ろには、1番トーセンレーヴ、4番ロサギガンティア、5番クラリティシチー、14番ダノンシャークらがひとかたまりとなり、この一団の外を12番ミトラと15番シェルビーが追走。1馬身半離れて7番シャイニープリンス、さらに2馬身差で10番メイショウヤタロウ、その外に16番ステファノスが続く。2馬身差で9番エキストラエンドと11番レッドアリオン、3馬身差で13番ブレイズアトレイル、その内に8番ダノンヨーヨーが続いて、さらに2馬身開いた最後方がインパルスヒーローとなった。

　600mの通過タイムは35.6秒。各馬3?4コーナーに入り、クラリティシチー、ダノンシャークがコスモソーンパークに並びかけていき、後続各馬も差を詰めて最後の直線を迎える。

　直線に入り、残り400m地点でダノンシャークが持ったまま先頭に並ぶ。その内のコスモソーンパークとクラリティシチーは既に一杯だが、直後のキングズオブザサンとロサギガンティアはこれが壁になってしまっている様子。外からはシャイニープリンスが良い伸び脚を見せており、その後ろからステファノス、レッドアリオンも来ている。残り200mを切ってダノンシャークが依然先頭で粘るが、ここで進路を確保したロサギガンティア、外のシャイニープリンス・ステファノスらが襲いかかる。ダノンシャークはそのまま他の後続にも捕まり、前の争いはステファノスがシャイニープリンスを交わしたところでゴール。3歳馬ステファノスが初めての重賞制覇を果たした。2着はクビ差でシャイニープリンス。さらに3/4馬身差の3着はロサギガンティアとレッドアリオンの際どい争いとなったが、レッドアリオンがわずかに先着。ハナ差でロサギガンティアが4着となった。ダノンシャークは7着に終わった。勝ちタイムは1分33秒2(良)。