■いざGIへ！ グレンツェントが差し切り重賞2勝目

　7番ショウナンアポロンがハナを切り、これに4番モルトベーネ、10番リッカルド、9番ピオネロなどが続いて最初のコーナーへ。

　1コーナーを回って、ショウナンアポロンのリードは1馬身ほど。ピオネロが2番手に上がって、その内にモルトベーネ、半馬身差の外にリッカルド、直後に3番トウショウフリークが続く。1馬身差で1番アスカノロマンと11番カラクプア、1馬身半差で2番モズライジン、その外に5番インカンテーションと8番グレンツェントがおり、モズライジンの内を14番メイショウウタゲが上がっていった。グレンツェントの直後に13番ロンドンタウンと6番ラストインパクト、その内に12番マイネルクロップ、2馬身差で16番ロワジャルダンが続き、さらに3馬身後ろの最後方が15番カゼノコとなった。

　1000mの通過タイムは63.7秒。各馬一団となって3-4コーナーを回り、最後の直線へ。

　直線に入り、逃げるショウナンアポロンの内からモルトベーネとメイショウウタゲが迫る。ピオネロは伸びあぐねており、替わって外からグレンツェントが上がってきた。残り200mを切り、わずかにモルトベーネが前に出て、ショウナンアポロンも懸命に食い下がっていたが、グレンツェントが外から襲いかかってきた。最後はグレンツェントがキッチリとモルトベーネを交わして優勝、昨年8月のレパードS以来となる重賞2勝目を挙げた。モルトベーネは1/2馬身差で2着。さらに1/2馬身差の3着は、ゴール寸前でショウナンアポロンを捕らえたメイショウウタゲとなった。ピオネロは6着、アスカノロマンは8着だった。勝ちタイムは1分53秒2(良)。