■4歳馬ゴールドドリームV！ 急逝の父に捧げるGI初制覇！

　各馬揃った飛び出しだが、1番サウンドトゥルーは芝スタートで行き脚が全くつかない様子。16番インカンテーションが押して押してハナを切り、半馬身差で12番ニシケンモノノフが2番手、2馬身開いて4番コパノリッキー、その外に6番モーニンと15番ケイティブレイブが続く。1馬身半差で5番アスカノロマン、その内に2番ホワイトフーガが上がってきた。1馬身差で9番ベストウォーリア、2馬身差で3番ゴールドドリーム、その外に14番キングズガード、さらに1馬身差の外に11番ノンコノユメ、その内に7番ブライトラインが続く。3馬身開いて13番エイシンバッケン、1馬身差でサウンドトゥルー、その外に10番カフジテイクが続いて、さらに1馬身後ろの最後方が8番デニムアンドルビーとなった。

　600mの通過タイムは34.0秒。3コーナーに入り、ニシケンモノノフとコパノリッキーがインカンテーションに並びかけてきた。一旦最後方に下がったカフジテイクは大外を回って直線勝負に賭ける態勢。

　直線に入り、残り400m地点でニシケンモノノフが前に出るが、その後ろからベストウォーリア、外からはゴールドドリームが脚を伸ばしてきた。カフジテイクも懸命に追い上げてきている。モーニンは馬群の中で全く伸びない。残り200mを切ってゴールドドリームが先頭に躍り出た。内からベストウォーリアが2番手に浮上し、カフジテイクも外から猛然と追い上げてきたが、ゴールドドリームはこの2頭を凌ぎ切ってゴールイン。初のGI制覇にして、18日に急逝した父ゴールドアリュールとの父子制覇を果たした。2着はクビ差でベストウォーリア、3着はさらに3/4馬身差でカフジテイクとなった。モーニンは12着だった。勝ちタイムは1分35秒1(良)。