ゴール前写真・回顧

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■圧倒的支持に応え二冠達成

 スタートは、18頭がややバラついた飛び出し。注目の先行争いは、まず中から楽な感じで11番ビービージャパン、最内からは2番フェデラルホール、8番ニューダイナスティもダッシュよく飛び出すが、こちらは控える構え。1週目3コーナーの入りは、11番ビービージャパン、12番コスモオオゾラ、3番手に外から17番タガノビッグバン、その後ろに18番トリップ、内から8番ニューダイナスティ、その外を15番ユウキソルジャーなど。先頭ビービージャパンが1馬身半だけ抜け、他は雁行状態で最初の正面スタンド前へ。この時1番ゴールドシップは、最後方の追走。最初の1000m通過は1分0秒9と、近10年の菊花賞の中でも平均的なペースとなった。

 2週目の2コーナーを回るところで、先頭11番ビービージャパンのリードは2馬身。2番手は18番トリップ、半馬身差3番手に9番フジマサエンペラー、1馬身差でコスモオオゾラ、差が無く一団で17番タガノビッグバン、5番アーデント、8番ニューダイナスティ、10番マウントシャスタ、14番ミルドリームと続いて、1馬身差で2番フェデラルホール、7番エタンダールが並んで追走。さらに16番スカイディグニティ、15番ユウキソルジャーなどもこの圏内で、内から6番ロードアクレイム、3番ベールドインパクトと続くところで、1番ゴールドシップがこれらの集団を外から交す勢いで前へと浮上していく。そこから1馬身差で4番ラニカイツヨシが続き、2馬身差の最後方に13番ダノンジェラートという展開で3コーナーへ。

 3コーナーで先頭はまだビービージャパン、2番手トリップ、3番手マウントシャスタの態勢に変わったが、その外から早くもゴールドシップが4番手まで浮上。先行集団の後続はミルドリーム、タガノビッグバン、スカイディグニティなどが続く。4コーナーをカーブし、ここで先頭は中にマウントシャスタ、内にビービージャパン、外にゴールドシップと3頭が横に並んで最後の直線へ。

 残り400mを切って1馬身抜けた先頭はゴールドシップだが、内からマウントシャスタ、外にはスカイディグニティ、さらにその外からベールドインパクトやラニカイツヨシが2番手争い。残り200mで単独先頭はゴールドシップ。混戦の2番手争いからスカイディグニティが前に迫る勢いで浮上してくるが、差は詰まらない。その外目3番手はベールドインパクト。結局ゴールドシップが堂々と押し切って二冠達成。1.3/4馬身差の2着にスカイディグニティ。最後ベールドインパクトの脚色が衰えたところに、ゴール寸前クビ差捕らえたユウキソルジャーが3着。5着はラニカイツヨシ。勝ちタイムは、3分2秒9(良)。

コーナー通過順位

1コーナー 11,18,9(12,17,5)(2,7,8,10,14)(15,16)6,3,4,1,13
2コーナー 11,18(12,9)(17,5)(2,7,8,10,14)(15,16)6(4,3)1-13
3コーナー 11,18,10(17,14,1)(12,16)(2,7,4)(6,15,9,3)(5,13)-8
4コーナー (11,*10,1)(16,4)3(18,2,14)15(17,6,7)13,12,5-9,8
コーナー通過順位の見方

1通過するコーナーの名称

2各コーナー通過時の順位
着順の色分け表記1着2着3着

記号の見方
,1,2,3は先行馬との間隔が1馬身以上2馬身未満の差を示します
-1-2-3は先行馬との間隔が2馬身以上5馬身未満の差を示します
=1=2=3は先行馬との間隔が5馬身以上の差を示します
()(1,2,3)は1馬身未満の間隔で並走している馬群を内側の馬番から示します
*(1,*2,3)の*印は馬群内の先頭馬を示します

ラップタイム

ペース
M
200m 400m 600m 800m
13.0
13.0
24.9
11.9
37.1
12.2
49.3
12.2
1000m 1200m 1400m 1600m
1:00.9
11.6
1:12.5
11.6
1:25.1
12.6
1:37.6
12.5
1800m 2000m 2200m 2400m
1:49.9
12.3
2:02.1
12.2
2:14.6
12.5
2:26.8
12.2
2600m 2800m 3000m
2:38.7
11.9
2:50.5
11.8
3:02.9
12.4

※上段:通過タイム、下段:ラップタイム

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