■サウンドリアーナが前走の鬱憤を晴らして圧勝

　10番ノボリディアーナが取り消して14頭での競馬。各馬バラついたスタート。前に行くと思われた4番ディアマイベイビーが2馬身近くの出遅れ。1番ストークアンドレイ、7番メイショウガンツ、2番マイネチャームも出脚がつかなかった。前方では11番モーニングコールがスタートを決め好ダッシュ。6番エーシンセノーテ、13番サウンドリアーナもスタートダッシュを決めたが、どちらも競り掛けずにすんなりとモーニングコールがハナを切る展開。続いて1番身離れた外目をサウンドリアーナが追走、出遅れた4番ディアマイベイビーがその内から押し上げて3番手、9番アメージングムーン、1馬身差の外に15番メイケイペガムーン、その内に8番タガノミューチャンが並んで追走。控えたエーシンセノーテの外から14番ローブティサージュが徐々にポジションを押し上げながら追走。3番ローガンサファイア、12番プリンセスジャック、1番ストークアンドレイ、5番エピカ、2番マイネチャーム、7番メイショウガンツが最後方という展開。

　前半3ハロンの通過タイムは34.7秒と平均ペース。3コーナーではモーニングコールが3馬身ほど後続を離しながらの逃げ。その2番手を絶好の手応えでサウンドリアーナが追走する。隊列は落ち着いて後方の各馬に動きはない。

　4コーナーに差し掛かると、2番手追走のサウンドリアーナが徐々にモーニングコールとの差を詰める。その外から被せに行くようにアメージングムーンが仕掛けて進出、前半に脚を使ったディアマイベイビーは既に怪しい手応え、代わってタガノミューチャン、ローガンサファイアが上がってくる。そしてその外からローブティサージュがジワリと上がってくる。

　直線の攻防。逃げたモーニングコールをサウンドリアーナがあっさりと捕らえ突き放しに掛かる。馬場の3分どころを通ってアメージングムーンが伸びる。タガノミューチャン、ローガンサファイアも抵抗するが、その外から一気にローブティサージュが追い込んできた。しかし時既に遅し。先頭のサウンドリアーナが既に抜け出し切って、3馬身のリードをとってゴールイン。勝ちタイムは1分20秒8(良)。2着には外から追い込んだローブティサージュが上がった。3着には早目に動いたアメージングムーンが入線。クビ差4着に後方から外を通って脚を伸ばした1番人気プリンセスジャック、更にクビ差の5着にタガノミューチャンが入線した。なお、3番人気ディアマイベイビーは出遅れと序盤で脚を使ったことがこたえて9着に沈んでいる。