■ベルシャザールが内から抜け出し重賞初制覇！

　スタートでは15番シルクフォーチュンが大きく出遅れ。2番イジゲンも1馬身ほど出遅れるが、前回(フェブラリーS)のようなことはなかった。先行争いは14番ティアップワイルドが外、12番グラッツィアが内で並ぶ展開。2馬身後方の3番手を1番ナムラタイタンが続き、その1馬身後ろを6番ベルシャザールと10番アドマイヤサガスが並んで追走している。1馬身半ほど開いてイジゲン、13番ベストウォーリア、2馬身後ろに3番アドマイヤロイヤル、さらに1馬身半ほど開いて7番ツクバコガネオーと4番メイショウマシュウが続く。その後ろに5番ナイトフッド、14馬身後ろに8番カネトシイナーシャと9番サンライズブレットが内と外で追走、16番ゴールスキーがその1馬身後ろ、11番クリールパッションが続いて、さらに5馬身ほど離れた最後方がシルクフォーチュンとなった。

　前半600mの通過タイムは34.7秒とやや速め。4角手前で大きく前との差が開いていたシルクフォーチュンが1頭交わして後ろから2頭目に。

　直線では内からイジゲン、外からアドマイヤサガス、アドマイヤロイヤル、ゴールスキーが一気に伸びてくる。更に馬群の真ん中で進路が無くてもがいていたベルシャザールが、前が開くと一気に伸びてくる。残り200mでベルシャザールが先頭に立つと、そのまま約1馬身の差を詰めさせることなく後続を振り切りゴールイン。2着争いはアドマイヤロイヤルが粘るところに、内からベストウォーリアが差を詰めたが、アドマイヤロイヤルがハナ差でベストウォーリアを退ける結果となった。ゴールスキーは一旦伸び掛かるも、直線で伸び切れずに4着だった。勝ちタイムは1分35秒3。