■GI馬カレンブラックヒル復活！約1年6ヶ月ぶりV！

　大きく遅れた馬はいないスタート。まずは好スタートを切った2番カレンブラックヒルがハナを切る。半馬身差の外に11番トリップ、差がなく6番ダイワファルコンが続く。1馬身差で3番ネオウィズダム、5番コディーノ、16番カオスモスと並んで、1馬身後ろに15番エールブリーズ、1番スプラッシュエンド、10番アユサン辺りが固まる。その後ろに4番レッドアリオン、1馬身半開いて9番インプロヴァイズ、差がなく14番ブレイズアトレイル、7番プリムラブルガリス、13番マウントシャスタと続き、1馬身開いて12番レオアクティブ、さらに1馬身半後ろの最後方が8番インパルスヒーローとなった。

　1000mの通過タイムは57.9秒。3コーナー手前でトリップがカレンブラックヒルを交わして先頭に立ち、カレンブラックヒルは徐々に後退。後ろの各馬も差を詰め馬群は一気に凝縮して最後の直線へ。

　直線に入ってトリップが先頭、カオスモスが外から2番手に立ってこれを追う。その後ろのコディーノは今一つ伸びがないか。残り200mのところでトリップが故障を発生したか、急激に脚を止めて後退。ここで一旦トリップに交わされていたカレンブラックヒルが盛り返してきて先頭に立つ。カオスモスも追いすがるがなかなか差は縮まらない。コディーノがようやくその後ろに来たが、外からインプロヴァイズ、エールブリーズ、ブレイズアトレイルといったところも伸びてきている。ハンデ戦らしい激戦となったが、結局わずかに抜け出したカレンブラックヒルがそのままゴール。3歳の毎日王冠以来、約1年6ヶ月ぶりの勝利を果たした。クビ差の2着はカオスモス。さらに1/2馬身差の3着は、インプロヴァイズとエールブリーズの際どい争いとなったが、インプロヴァイズがわずかに先着。ハナ差でエールブリーズが4着となった。コディーノはそこからクビ差遅れての5着だった。レッドアリオンはいいところなく14着、トリップはなんとかゴールに入線したものの大差の16着に終わっている。勝ちタイムは1分34秒6(稍重)。