■12番人気クリノスターオーが2番手から抜け出し重賞初制覇

　スタートでは13番ジェベルムーサと15番ヒルノマドリードが出遅れ。まずは7番メイショウコロンボが先手を奪い、10番クリノスターオー、16番ワイルドフラッパーが続く。その後ろに9番トウショウフリーク、12番ドコフクカゼ、出遅れたあとムチを入れて上がったヒルノマドリード、5番クリノヒマラヤオー辺りが固まって追走するところで1コーナーに入る。

　2コーナーを回って先頭は依然メイショウコロンボ。1馬身半離れてクリノスターオー、その1馬身後ろにトウショウフリークとワイルドフラッパーが並び、直後にドコフクカゼ、ヒルノマドリード、14番グランプリブラッド、クリノヒマラヤオー辺りが固まる。1馬身開いて6番ソロルと3番ナムラビクターが並び、その外をジェベルムーサが上がっていく。1馬身差で1番クリールパッションと11番ナイスミーチュー、その後ろの外に4番ファイヤー、直後に2番ラガートモヒーロ、さらに1馬身差の最後方が8番グランドシチーとなった。

　中間900mの通過タイムは55.0秒。3?4コーナーに入って元々差の小さかった隊列はさらに縮まり、メイショウコロンボにクリノスターオーとワイルドフラッパーが並びかけ、外からナムラビクターとジェベルムーサも取りついてきた。

　直線に入り、クリノスターオーがメイショウコロンボを交わして先頭に立ち、これをワイルドフラッパーが追う。ナムラビクターとジェベルムーサの勢いは今一つで、その外からソロルが一気に脚を伸ばしてきた。しかし完全に抜け出したクリノスターオーを捕らえるには至らず、ソロルが2番手に浮上し、1/2馬身差まで詰めたところがゴール。12番人気のクリノスターオーが重賞初制覇を果たした。2着ソロルから1.1/4馬身差の3着はワイルドフラッパー。ジェベルムーサは4着、ナムラビクターは5着だった。勝ちタイムは1分56秒6(良)。