■GI馬カレンブラックヒルが貫禄の押し切りV　重賞5勝目

　スタートでは16番レッドレイヴンが若干の出遅れ。また、3番アロマティコは挟まれる不利を受けて最後方に下がった。前の争いは、14番メイショウナルトが押して押してハナを奪い、これに6番カレンブラックヒル、12番ハナノシンノスケ、15番ミッキードリームと続いて最初のコーナーへ。

　2コーナーに入って先頭は依然メイショウナルト。1馬身半差でカレンブラックヒル、さらに1馬身差でハナノシンノスケが続く。直後に5番ウインマーレライと8番マデイラ、その後ろにミッキードリームと13番マイネルミラノが並ぶ。1馬身差で10番キャトルフィーユ、その外にレッドレイヴン、半馬身差の内を7番スマートギアが追走。1馬身差で4番ラングレーが続き、これに内から2番コスモソーンパークが並びかけてきた。2馬身開いて1番ダコール、11番マコトブリジャール、9番ヒットザターゲットが一団となって、さらに2馬身離れた最後方がアロマティコとなった。

　1000mの通過タイムは59.7秒。馬群は3コーナーに入り、カレンブラックヒルが先頭に立つ。メイショウナルトはズルズルと後退、マイネルミラノが単独2番手となり、その後ろにキャトルフィーユ、レッドレイヴン、コスモソーンパークが上がってくる形で最後の直線を迎える。

　直線に入り、カレンブラックヒルのリードは2馬身ほど。マイネルミラノやレッドレイヴンはすでに一杯の様子で、コスモソーンパークが2番手に浮上。キャトルフィーユも懸命に食らいつくが、前を捕らえる勢いはなく、その外からダコールが一気に脚を伸ばしてきた。しかし、カレンブラックヒルの脚も止まらず、結局コスモソーンパークが1/2馬身差まで詰めたところでゴール。カレンブラックヒルがトップハンデをものともせずに押し切り、昨年4月のダービー卿チャレンジT以来となる、重賞5勝目を挙げた。2着コスモソーンパークから1/2馬身差の3着はダコール。ラングレーは7着、レッドレイヴンは8着だった。勝ちタイムは1分48秒3(重)。