■ヴァンキッシュランが突き抜け重賞初V　いざダービーへ

　9番アルカサルと13番レーヴァテインが出遅れ。まずは7番マイネルハニーがダッシュよくハナを切り、これに10番ノーブルマーズ、1番ラヴアンドポップが続いて最初のコーナーへ。

　2コーナーに入って、マイネルハニーのリードは2馬身半ほど。ノーブルマーズが単独2番手、さらに1馬身半差でラヴアンドポップ、その外に12番プロディガルサンが続く。2馬身開いて6番ヴァンキッシュラン、1馬身半差で8番タンサンドール、その後ろに3番ロスカボスとレーヴァテインが並ぶ。3馬身開いて4番レッドエルディスト、1馬身半差で11番メートルダール、その内に2番フレンドミラクル、さらに2馬身差でアルカサルが続き、その内の最後方が5番ドンチャブとなった。

　1000mの通過タイムは61.3秒。マイネルハニーとノーブルマーズは後続に5馬身ほど差をつけて3コーナーへ。3番手ラヴアンドポップ・4番手プロディガルサンと、5番手ヴァンキッシュランもまた5馬身ほど開いているが、ヴァンキッシュランは4コーナーで徐々に差を詰めてきた。

　直線に入って、リードをとっていたマイネルハニーとノーブルマーズの脚が止まり、プロディガルサンが迫ってきたが、その外からヴァンキッシュランが一頭違う脚で上がってきた。後ろからはレーヴァテインとレッドエルディストが懸命に脚を伸ばしている。残り200m地点でヴァンキッシュランが突き抜け、そのまま後続に2馬身、3馬身とリードを広げていく。その後2番手にはレッドエルディストが浮上したが、ゴール前で差を詰めるのが精一杯。最終的にヴァンキッシュランはレッドエルディストに1.1/4馬身差をつけ、重賞初制覇を果たした。この上位2頭は5月29日に行われる日本ダービーの優先出走権を獲得。2着レッドエルディストから3馬身差の3着には、レーヴァテインが入った。プロディガルサンは4着、メートルダールは5着だった。勝ちタイムは2分24秒2(良)。