■スマートオーディンが大外から差し切り重賞連勝

　スタートで7番エルプシャフトが出遅れ。まずは6番カルムパシオンが押して押してハナを奪い、これに11番アグネスフォルテ、12番フォルテミノルなどが続いて最初のコーナーへ。

　2コーナーに入って、カルムパシオンのリードは1馬身ほど。アグネスフォルテが単独2番手、2馬身差で3番エルリストンと12番フォルテミノルが続く。1馬身差で4番スワーヴアーサー、直後に10番ゼンノタヂカラオと13番ブラックスピネル、その後ろで5番ユウチェンジ、8番アドマイヤビスタ、9番ロイカバード、14番スズカバーディーらが一団となっている。2馬身差で2番スマートオーディン、3馬身ほど離れてエルプシャフト、その後ろの1番ダンツエイコウが最後方となった。

　1000mの通過タイムは60.8秒。3コーナーに入り、アグネスフォルテがカルムパシオンに並びかけていく。スマートオーディンも徐々に進出して、大外から直線勝負に賭ける態勢。

　直線に入ったところでアグネスフォルテが先頭に立つ。ズルズル後退していくカルムパシオンに替わってスワーヴアーサーが2番手となったが、大外からスマートオーディンが上がってきた。エルプシャフトも後ろから伸びてきてはいるものの、さすがに全馬ゴボウ抜きするほどの勢いはない。残り200mを切ってもアグネスフォルテが渋太さを見せていたが、スマートオーディンがここからグイグイと差を詰める。この2頭から少し離れたところでロイカバードとブラックスピネルが3番手争い。最後はスマートオーディンがきっちりとアグネスフォルテを交わし、毎日杯に続く重賞連勝を果たした。アグネスフォルテは3/4馬身差の2着、さらに1.1/2馬身差の3着にはロイカバードが入った。ブラックスピネルはクビ差で4着、エルプシャフトはさらに1.3/4馬身差遅れた5着だった。勝ちタイムは2分12秒6(良)。