■メートルダールが差し切り、待望の重賞初制覇

　12番ロードヴァンドールがダッシュを効かせてハナを切った。これに8番パドルウィール、11番マキシマムドパリ、15番サラトガスピリットなどが続いて最初のコーナーへ。

　2コーナーに入り、ロードヴァンドールのリードは1馬身半。マキシマムドパリが2番手、半馬身差でパドルウィール、その外にサラトガスピリットが続く。1馬身差で7番ヴォージュ、直後に3番タイセイサミット、その外に10番ミッキーロケットがいる。2馬身開いて6番フェルメッツァ、その内に1番フルーキー、外に16番クィーンチャーム、さらに2馬身開いて2番スズカデヴィアスと13番メートルダールが続く。1馬身半差で9番ストーンウェア、その外に18番レコンダイトと4番マウントロブソン、直後に17番ショウナンバッハ、その外に5番バンドワゴンが続き、さらに1馬身後ろの最後方が14番ケントオーとなった。

　前半1000mの通過タイムは60.7秒。3-4コーナーでマキシマムドパリが前に並びかけていく。メートルダールとマウントロブソンも外を回ってポジションを上げてきた。

　直線に入り、逃げるロードヴァンドールをマキシマムドパリが追うが、交わしきれない。替わって外からメートルダールが脚を伸ばしてきた。その内のミッキーロケットも上がってきたが、マウントロブソンは追って今一つ。残り200mを過ぎて、メートルダールが前を捕らえた。メートルダールはそのまま突き抜けて、ゴール前で2番手に浮上したミッキーロケットに1.1/2馬身差をつけて優勝。前走の関屋記念12着から見事に巻き返し、待望の重賞初制覇を飾った。

　2着ミッキーロケットから1/2馬身差の3着は、粘るロードヴァンドールと後方から追い上げてきたショウナンバッハの争いとなったが、ロードヴァンドールに軍配が上がった。ハナ差でショウナンバッハが4着。以下5着マキシマムドパリ、マウントロブソン6着となった。勝ちタイムは1分59秒3(良)。