■サトノクロニクルが重賞初V　デムーロ兄弟の叩き合いは兄に軍配

　7番プリメラアスールがハナを切り、これに9番マイネルミラノ、3番サトノクロニクルなどが続いて最初のコーナーへ。

　1コーナーを回って、プリメラアスールのリードは1馬身半。マイネルミラノが単独2番手、さらに1馬身差で12番レッドソロモンが続く。1馬身差でサトノクロニクル、その内に4番スーパーマックス、直後に11番ジョルジュサンクがいる。1馬身半差で6番ブレスジャーニーと10番マサハヤドリーム、2馬身開いて5番モンドインテロが続き、その外に8番デニムアンドルビーが上がってきた。3馬身開いて2番メドウラーク、さらに2馬身後ろの最後方が1番ニシノジャーニーとなった。

　前半1000mの通過タイムは59.9秒。3コーナーに入り、マイネルミラノが前に並びかけていく。ジョルジュサンクも外から好位まで上がり、その後ろにはデニムアンドルビーも上がってきた。

　直線に入り、先頭に立ったマイネルミラノをサトノクロニクルが追い、その外からデニムアンドルビーが脚を伸ばしてきた。そのさらに外からはブレスジャーニーとモンドインテロが並んで追い上げてきている。残り200mを切ったところでサトノクロニクルが先頭に躍り出たが、デニムアンドルビーが外から並んできて叩き合いに。さらにブレスジャーニーとモンドインテロも襲いかかってきて4頭の争いとなったが、最後はサトノクロニクルがわずかに出てゴール。重賞初制覇を果たした。

　2着はクビ差でデニムアンドルビー、3着はさらにクビ差でブレスジャーニー。モンドインテロはそのさらにハナ差で4着、また上位4頭から離されはしたものの、佐賀から参戦のスーパーマックスが5着に入った。勝ちタイムは1分58秒6(良)。