■武豊トリオンフがレコードで完勝！ 重賞2勝目

　12番サンマルティンがスタートで出遅れ。7番マウントゴールドがハナを切り、11番トリオンフもダッシュ良く2番手に。さらに9番エーティーサンダー、10番サトノクロニクルなどが続いて最初のコーナーへ。

　1コーナーを回って、マウントゴールドのリードは半馬身。外の2番手にトリオンフ、1馬身半差でエーティーサンダー、直後にサトノクロニクルが続く。2馬身開いて3番ストーンウェア、その外に4番ストロングタイタン、2馬身離れて1番キョウヘイと5番キンショーユキヒメ、直後に2番レイホーロマンスがいる。

　1馬身差で6番マイネルサージュと12番サンマルティン、さらに1馬身後ろの最後方が8番メドウラークとなった。前半1000mの通過タイムは60.0秒。3コーナーに入り、トリオンフがじわじわとハナを奪いに行く。ここでストロングタイタンはズルズルと後退していった(結果は大差の12着。心房細動とのこと)

　トリオンフはそのまま4コーナーで先頭に立ち、後続各馬の手が激しく動く中、余裕たっぷりの手応えで最後の直線へ。

　直線に入り、鞍上からムチが入ったトリオンフが後続を突き放していく。道中逃げたマウントゴールドが懸命に食い下がり、その後ろからはサトノクロニクルが脚を伸ばしてきたが、もうトリオンフの優位は動かない。最後は、トリオンフがサトノクロニクルに3馬身差をつけてゴール。2月の小倉大賞典に続き、得意の小倉コースで重賞タイトルを手にした。

　サトノクロニクルとクビ差の3着には、マウントゴールドが入った。サンマルティンは7着だった。勝ちタイムは1分56秒9(良、コースレコード)。