■ムイトオブリガードが好位から押し切り重賞初制覇

　揃ったスタートから12番オジュウチョウサンがハナ。2番手には11番パリンジェネシスが付ける。コーナーを回りながらこの二頭が後ろとの差をやや広げていく。

　続く3馬身差の3番手に7番ムイトオブリガードがいて、1馬身差で13番ウインテンダネス。更に1馬身開いて中団。6番ポポカテペトル、8番マコトガラハッド、9番ノーブルマーズが雁行し、続いて1番アフリカンゴールド、2番タイセイトレイル、3番ハッピーグリン、10番トラストケンシンが追走。その後ろに5番ルックトゥワイス、最後方に4番アイスバブルという隊形。最初の1000mは1分2秒0とスローペース。

　3?4コーナーもゆったり流れ、オジュウチョウサンが先頭のまま直線に入った。残り400m付近から各馬内外に広がって追い出しを始め、ムイトオブリガードが内目からロスなく抜け出しにかかる。アフリカンゴールドは進路を探すのに手間取っていたが、残り200mで馬群を割って抜け出してきた。内のタイセイトレイル、大外のルックトゥワイスも末脚を伸ばす。

　結局スローペースも味方し、先に抜け出したムイトオブリガードが後続の追撃を許さないまま1着でゴールした。勝ちタイムは2分31秒5(良)。1.1/4馬身差の2着に内から伸びたタイセイトレイルが入った。アフリカンゴールドは更にアタマ差遅れた3着。ルックトゥワイスは差し届かず、アフリカンゴールドと1/2馬身差の4着だった。