■タワーオブロンドンがゴール前差し切りGI初制覇

　14番ハッピーアワーが遅れるも、ほぼ揃ったスタート。7番モズスーパーフレアがハナを主張し、11番マルターズアポジー、15番イベリス、16番ファンタジストが外から追っていく。5番手インコースに3番セイウンコウセイ。

　1馬身開いて内から9番ディアンドル、10番ラブカンプー、13番ミスターメロディ。2番ダノンスマッシュはその後ろ。外から12番ダイメイプリンセスが上がっていき、直後に8番タワーオブロンドン。

　後方には4番リナーテと6番ノーワン。更に1番アレスバローズと5番レッツゴードンキがいて、離れた最後方にハッピーアワーという隊形。最初の600mは32秒8。

　モズスーパーフレアが先頭のまま直線へ。テンで競り掛けた各馬は苦しくなり、コーナーで位置を上げたミスターメロディが2番手で接近。外目からはダイメイプリンセスとタワーオブロンドンが追い出しにかかる。ダノンスマッシュはその後ろ。残り200m地点でモズスーパーフレアとミスターメロディは約1.1/2馬身差で、タワーオブロンドンは更に3馬身後ろ。

　坂を上ってタワーオブロンドンが一気にモズスーパーフレアとの差を詰め、ゴール前で1/2馬身差差し切りゴール。GI初制覇を果たした。勝ちタイムは1分7秒1(良)。4コーナーから直線にかけスムーズに追い出せたこともあるが、残り200mの差し脚は一頭だけ抜けていた。自分の競馬に徹したモズスーパーフレアが2着。更にクビ差の3着にダノンスマッシュが入った。追い出す際やや後手に回ったのが最後に響いたか。