■パフォーマプロミスが叩き合いを制し重賞3勝目

　8番レッドジェニアルが出遅れ。9番サトノフェイバーが先手を取り、1-2コーナーを回っていく。差がなく5番ブラックスピネル、2番トリコロールブルー、13番レッドガランが先行態勢。14番アメリカズカップは、なだめられながらも外を回って先団に取り付いて行く。

　1馬身空いて7番ラヴズオンリーユー、4番テリトーリアル、12番ドミナートゥス。直後に1番パフォーマプロミス。中団から後方にかけて、3番アドマイヤジャスタ、11番ジェシー、15番エアウィンザー。以下、6番キメラヴェリテ、レッドジェニアル、16番サトノルークス、最後方に10番サイモンラムセスという隊形。最初の1000mは1分0秒0。

　サトノフェイバーのペースで淡々と進んでいく。前はややばらけ加減、中団で馬群が密集している。サトノフェイバーは3-4コーナーでも先頭を進み、2番手にレッドガランが上がったところで直線に入った。

　残り200mを切ったところで形勢が逆転。大外に出されていたラヴズオンリーユーと内からスムーズに脚を伸ばしたパフォーマプロミスが、サトノフェイバーとレッドガランを交わして先頭に立ち一騎打ちに。道中後方にいたレッドジェニアルも前に迫る。

　結局、ラヴズオンリーユーとパフォーマプロミスは並んだままゴール。写真判定の結果、パフォーマプロミスに軍配が上がった。勝ちタイムは2分0秒1(良)。ハナ差の2着にラヴズオンリーユー、さらに1/2馬身差の3着にレッドジェニアルが入った。

　これが引退レースだった10歳馬サイモンラムセスが追い込んで4着。レッドガランは5着、休み明けのサトノルークスは末脚冴えず8着だった。