■カデナが差し切り重賞3勝目

　大外枠から14番ランスオブプラーナが果敢にハナ。1コーナーまでに、5番サイモンラムセスが2番手に上がる。続いて、内から1番アロハリリー、外から13番ジナンボーが先行していく。

　3番テリトーリアル、6番ヴェロックス、4番レイホーロマンスがこの後ろ。中団から後方にかけて、11番タニノフランケル、9番エメラルファイト。8番アンノートルは外から徐々に位置を上げて行く。2番カデナ、12番ドゥオーモが後方に待機し、最後方に7番ナイトオブナイツという隊形。最初の1000mは1分0秒3。

　3-4コーナー中間でランスオブプラーナが苦しくなり、一旦サイモンラムセスが首を覗かせる。しかしサイモンラムセスも4コーナー前には手応えが怪しくなり、結局さらに外のジナンボーが先頭に立っち直線の攻防に入った。

　ジナンボーは良く粘っていたが、最終的には外に出された差し馬が浮上。後方に控えていたカデナが、ゴール前で一気に抜け出して1着でゴールした。勝ちタイムは1分48秒3(良)。1.3/4馬身差の2着にはドゥオーモが入った。この馬も道中は後方待機。ジナンボーは良く粘り、クビ差の3着。圧倒的な1番人気に支持されていたヴェロックスは末脚冴えず9着までだった。