■8番人気ポタジェが競り合いを制しGIの舞台で重賞初制覇

　13番キングオブコージは出遅れて後方から。4番ジャックドール、14番レイパパレ、15番アフリカンゴールドの先行争いとなるが、枠の利でジャックドールが先手。2番手にアフリカンゴールド、3番手に7番ウインマリリンとレイパパレが並んで1?2コーナーを回っていく。

　前半からペースが流れ、向こう正面に入ると馬郡は縦長。好位集団の2馬身ほど後ろに8番ポタジェ、12番ショウナンバルディが追走し、そこから4馬身ほど空いて10番ヒシイグアス、3番ヒュミドール、6番エフフォーリア、9番アリーヴォ、11番ステラリアが馬群を形成。後方には16番マカヒキ、1番スカーフェイス、5番アカイイト。最後方で2番レッドジェネシスとキングオブコージが並んでいる。最初の1000mは58秒8。

　ジャックドールはペースを緩めることなくレースを引っ張っていき、3?4コーナーでも馬群は縦長のまま推移。2番手でマークしていたアフリカンゴールドの手は動き始め、3番手ににいたレイパパレがこれを交わそうとしたところで直線に入った。

　ジャックドールが粘り込みを図るところにレイパパレが襲い掛かり、残り200mで先頭に立つ。しかし、その後ろにいたポタジェ、道中は中団あたりにいたアリーヴォも脚を伸ばしてきて、最後はこの3頭の追い比べになる。

　競り合いはゴールまでもつれ込むが、間のポタジェが抜け出して優勝。GIの舞台で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分58秒4(良)。クビ差の2着にレイパパレ、さらにハナ差の3着にアリーヴォが入った。5連勝で挑んだジャックドールは5着、前年の年度代表馬エフフォーリアは見せ場なく9着に敗れた。