■タイトルホルダーが圧巻の7馬身差逃げ切りでGI・2勝目

　スタートで17番シルヴァーソニックの騎手が落馬し競走中止となるアクシデント。

　16番タイトルホルダーが押して先手を取り、あっさりと単独の逃げに持ち込む。2番手に8番クレッシェンドラヴ、3番手に7番テーオーロイヤル。15番タガノディアマンテ、18番ディープボンドも好位に取り付いていく。

　中団にかけて1番アイアンバローズ、6番メロディーレーン、2番ハーツイストワール、9番ヒートオンビート。1馬身ほど空いて11番マイネルファンロン、13番ロバートソンキーが追走。後方はばらけて5番マカオンドール、14番ヴァルコス、4番ユーキャンスマイル、12番ハヤヤッコ、3番ディバインフォース、10番トーセンカンビーナと続く。

　最初の1000mは1分00秒5。タイトルホルダーは後続に6・7馬身の差を開きホームストレッチを通過していく。1・2コーナーに入ると空馬が上昇してくるのに連れて好位勢が徐々に前との差を詰めていき、クレッシェンドラヴは2周目向こう正面に入ると一旦前に追いつく。しかしタイトルホルダーは再び差を広げていく。

　3コーナーに入るとクレッシェンドラヴは後退し、逃げるタイトルホルダー、好位から上昇したテーオーロイヤル、その後ろのディープボンドの3頭による争いになる。一旦はテーオーロイヤルが迫る勢いだったが、タイトルホルダーが再びこれを突き放して最後の直線に入った。

　タイトルホルダーは後続をどんどん突き放す一方で、直線半ばで早くも勝負あり。そのまま逃げ切りを決めてGI・2勝目を飾った。勝ちタイムは3分16秒2(稍重)。7馬身差離れた2着にはディープボンドが入った。テーオーロイヤルは最後交わされ1馬身差の3着。