■ヴェラアズールが休み明けの昇級初戦を快勝

　9番ユニコーンライオンが押して単独先頭に立って1コーナーに入っていく。8番ディアスティマが馬なりで2番手に上がり、1番アフリカンゴールドが3番手と先団はばらけていく。

　4番手に7番キングオブドラゴンが追走し、2番ボッケリーニと3番アリストテレスがその後ろ。中団に掛けて4番ヒンドゥタイムズ、11番ウインマイティーといて、2馬身差で6番アイアンバローズ。後方に5番レッドガラン、10番ヴェラアズール、12番マイネルファンロン、13番ディバインフォース、14番ディアマンミノルという隊形。

　最初の1000mは1分00秒7。ユニコーンライオンはペースを落とし、3コーナーまでに馬群は10馬身ほどの間隔まで小さくなる。4コーナーでも隊列変わらず淡々と進み、直線の末脚比べとなる。

　外からヒンドゥタイムズが良い勢いで伸びるが抜け出すまでは至らず、残り200m辺りでその内からボッケリーニが先頭に立つ。そのまま押し切るかに思われたところ、大外に出されたヴェラアズールが一気に追い込む。

　結局、ヴェラアズールが一気に前団を差し切って快勝。4か月の休養を挟み、3勝クラスから連勝で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは2分24秒3(稍重)。ボッケリーニが2.1/2馬身差で2着、さらに1.1/4馬身差の3着にボッケリーニを目標に追い込んだウインマイティーが入った。