■明け4歳馬ラーグルフが接戦を制して重賞初V

　揃ったスタートからの先行争い。外から12番ウインキートスが押して先手を主張するが、内の5番フェーングロッテンがこれを制してハナ。ウインキートスは2番手に控える。以下、10番コスモカレンドゥラ、17番エヴァーガーデンも先行態勢。

　好スタートを切っていた2番クリノプレミアムは5番手のインに控える。その外に15番レッドランメルトが上がり、3番ラーグルフは好位馬群の後ろに付けて向こう正面に入っていく。7番アラタ、4番レインカルナティオ、1番マテンロウレオと中団で続く。

　中団以降に16番ゴールドスミス。以下、8番カレンルシェルブル、13番フォワードアゲン、11番ラーゴムといて、3馬身差で9番ヒュミドールと14番ワンダフルタウン。一頭離れて6番スカーフェイスが最後方を追走していく。

　最初の1000mは1分00秒6。フェーングロッテンは先手を取り切って以降、競られることなくマイペースで立ち回っていく。4コーナーまで来ると外からエヴァーガーデン、レッドランメルトが並んできたが、これを振り切って単独先頭をキープし直線に入る。

　フェーングロッテンが逃げ込みを図るところ、外に出されたラーグルフが一完歩ずつ差を詰めゴール前で抜け出す。インで詰まっていたクリノプレミアムが残り200mを切って進路を外に見出し、一気に脚を伸ばして大接戦となるが、スムーズに伸びたラーグルフがハナ差だけ先着して優勝した。勝ちタイムは2分00秒2(良)。逃げたフェーングロッテンがクリノプレミアムとアタマ差の3着に残った。