■ジャスティンパレスがGI初V 前年覇者タイトルホルダーは競走中止

　3番タイトルホルダーが押して先手をうかがうところ、17番アフリカンゴールドがこれを叩いて主導権。タイトルホルダーは2番手に控え、以下6番アスクビクターモア、5番アイアンバローズ、2番ディープモンスターと続いて最初の3コーナーに入る。

　4馬身ほど空いて中団。11番ディアスティマ、7番ディープボンド、1番ジャスティンパレス、14番マテンロウレオが一団で、3馬身ほど空いて9番ヒュミドール、12番ブレークアップ。後方にかけて4番メロディーレーン、16番シルヴァーソニック、13番ボルドグフーシュ、8番トーセンカンビーナといて、離れて15番エンドロール。最後方に10番サンレイポケットという隊形でホームストレッチに入る。

　最初の1000mは59秒7。タイトルホルダーは1コーナーまでにアフリカンゴールドを交わして主導権を奪い返す。2度目の向正面を迎えるとペースが一気に落ちて馬群が凝縮。ディープボンドは好位集団の外目に持ち出され、ジャスティンパレスはこれを見る位置で2度目の3コーナーに入る。

　坂の下りに入るとタイトルホルダーは後退し、アイアンバローズが先頭に替わる。ディープボンドがこれをめがけて進出し、直線入り口ではディープボンドが先頭に躍り出る。

　ディープボンドが粘り込みを図るところ、ジャスティンパレスが並ぶ間もなく交わして先頭。そのまま後続との差を広げ、最後はディープボンドに2.1/2馬身差を付けて優勝した。勝ちタイムは3分16秒1(稍重)。

　シルヴァーソニックがゴール前で追い込み3着に浮上。タイトルホルダーは4コーナーで競走中止、アフリカンゴールドも2周目向正面で競走を中止した。