■カムニャックが接戦を制して戴冠！A.シュタルケ騎手はJRA・GI初制覇！

　18番エリカエクスプレスが大外からハナを奪い、これに7番レーゼドラマ、8番サタデーサンライズ、17番ケリフレッドアスクらが続いて最初のコーナーへ。1コーナーを回ってエリカエクスプレスのリードは1馬身。2番手にケリフレッドアスク、その内にレーゼドラマ、1馬身半差でサタデーサンライズが続く。直後に1番アルマヴェローチェ、外に14番サヴォンリンナ、この2頭の間に9番エンブロイダリーがいる。

　1馬身半差で11番ウィルサヴァイブ、その内に3番パラディレーヌ、2馬身開いて12番ブラウンラチェット。1馬身差で4番アイサンサン、その外に15番カムニャック、4馬身開いて2番レーヴドロペラ、さらに1馬身差で5番リンクスティップが続く。3馬身開いて10番タイセイプランセスと6番ビップデイジー、1馬身半差で16番ゴーソーファー、さらに2馬身後ろの最後方が13番タガノアビーとなった。1000mの通過タイムは60秒0。エリカエクスプレスを先頭に、各馬3-4コーナーを回って最後の直線へ。

　直線に入って各馬大きく横に広がる。前は馬場の中ほどに出したエリカエクスプレスとケリフレッドアスクだが、アルマヴェローチェがこの2頭の間を割ってきた。アルマヴェローチェの後ろからパラディレーヌ、内ラチ沿いのタガノアビーも脚を伸ばし、外からはカムニャックとリンクスティップが追い上げてくる。エンブロイダリーは追って伸びない。

　最後は一旦抜け出したアルマヴェローチェと、外から差を詰めるカムニャックの叩き合い。わずかにカムニャックがこの争いを制し、樫の女王の座に輝いた。鞍上のA.シュタルケ騎手はJRA・GI初制覇。51歳4か月22日でのオークス史上最年長制覇となった。

　アルマヴェローチェはアタマ差の2着。さらに1.1/4馬身差の3着にタガノアビーが入った。以下4着パラディレーヌ、5着リンクスティップ、エンブロイダリーは9着という結果となった。勝ちタイムは2分25秒7(良)。