■パントルナイーフが接戦を制し2連勝で重賞初V

　9番ダノンヒストリーが出遅れ。好スタートを決めた2番テルヒコウがハナを切り、半馬身差の内に1番ラストスマイルが続く。3馬身開いて5番ローベルクランツ、その内に4番ライヒスアドラー、1馬身差で6番サレジオと7番チュウワカーネギーが続く。

　2馬身開いて10番パントルナイーフ、直後に3番リネンタイリン、1馬身差で8番ゾロアストロ。2馬身開いてダノンヒストリー、1馬身差で11番ストームサンダーが続き、さらに2馬身後ろの最後方が12番コッツォリーノとなった。600mの通過タイムは35秒9。3コーナーに入り、2番手にはチュウワカーネギーが上がった。さらにその外にサレジオが並んでくる。パントルナイーフもこれら先団の後ろまで上がって最後の直線を迎える。

　直線に入り、逃げるテルヒコウを各馬が横に広がって追う。外からはパントルナイーフとゾロアストロ、最内からはライヒスアドラーが脚を伸ばしている。大外に出したダノンヒストリーは苦しい。残り100mを切ってパントルナイーフが先頭に立つが、外からゾロアストロが迫る。

　最後はこの2頭が並んでゴール。パントルナイーフがゾロアストロを抑えて重賞初制覇を飾った。ゾロアストロはアタマ差の2着、さらに1馬身差の3着にライヒスアドラーが入った。勝ちタイムは1分46秒0(良)。