■最後の1冠はエネルジコが完勝！ C.ルメール騎手は史上初の菊花賞3連覇

　10番ジーティーアダマンがハナを切り、1馬身半差で4番ヤマニンブークリエと14番エキサイトバイオ、2頭の間に8番レクスノヴァス、直後に7番ショウヘイが続く。1馬身差で18番レッドバンデ、1馬身差で3番ライトトラック、その後ろに5番ジョバンニと12番ゲルチュタール。

　1馬身差で2番アマキヒ、13番アロンディ、17番レイヤードレッド。1馬身差で9番エネルジコと16番ラーシャローム、その内に1番コーチェラバレー、さらに1馬身半後ろに15番エリキングがいる。2馬身開いて11番マイユニバース、その内の最後方が6番ミラージュナイトとなった。

　各馬1周目のスタンド前を通過し2周目へ。マイユニバースが早々に進出を開始し、エネルジコもその後ろから上がっていく。3-4コーナーでマイユニバースは3番手の外、その後ろにエネルジコが上がってきた。控えていたエリキングも残り800m手前から動き出して中団の外を回っていく。

　4コーナーでハナを奪ったエキサイトバイオが先頭で直線に入る。その外からエネルジコが力強く脚を伸ばしてきた。エキサイトバイオの内からはレッドバンデ、エネルジコの後ろからはゲルチュタールとエリキングが上がってきている。

　残り200mあたりでエネルジコが抜け出し、粘るエキサイトバイオを引き離していく。エリキングも猛然と追い上げてきたが及ばず、エネルジコが先頭でゴール。クラシック最後の1冠を手にした。C.ルメール騎手は23年ドゥレッツァ、24年アーバンシックに続き、史上初となる菊花賞3連覇を達成した。

　2着は2馬身差でエリキング、3着はさらに3/4馬身差でエキサイトバイオ。以下4着ゲルチュタール、5着レッドバンデという結果となった。勝ちタイムは3分04秒0(稍重)。