■向正面で一気に動いたテイエムイナズマがV

　ゲートはややバラついて、その中でも5番タイセイドリーム、7番メイケイペガスター、9番テイエムイナズマが1馬身半ほどの遅れ。内の各馬も出遅れ気味。先行争いは外から12番サウンドリアーナがハナに立とうとするところを、内から2番クラウンレガーロがスッと前へ。差が無く1番マイネルエテルネル、3番フジノストロング、6番カオスモス、10番スクワドロン、11番ダンツアトラス、掛かり気味の12番サウンドリアーナも一団で前へ。1馬身ほど開いた2番手集団は4番ラシーマ、最内から5番タイセイドリームだったがこれらも先団争いに加わり、それを外から呑み込む形で9番テイエムイナズマが一気にハナを奪う勢いで前へと取り付いて行く。この動きを見ながら、下げた12番サウンドリアーナ、7番メイケイペガスターと続き、1馬身差の最後方追走の8番コレクターアイテムまで12頭ほぼ一団で3コーナーを目指す。

　各馬が行きたがるのをなだめつつの追走で、前半600m通過は35秒7。開幕週の馬場を考慮すれば、緩い流れとなった。前半600mを過ぎて、外から一気に先頭を奪う形になったテイエムイナズマを除いて隊列が固まって3、4コーナーへ。その後もペース上がらず、テイエムイナズマが2馬身半ほど抜ける形で最後の直線へ。

　残り400mを切って、馬場の真ん中まで膨らみながら先頭を守るテイエムイナズマ。内を掬って一気にクラウンレガーロが並びかけてくる、その後ろからはフジノストロングとマイネルエテルネル。残り200m手前で一旦はクラウンレガーロが先頭に立とうとするが、外のテイエムイナズマがまた盛り返す。その後方からマイネルエテルネルも2着争いに加わり、外からはカオスモス。メイケイペガスターは全く伸びない。さらに馬場の大外からコレクターアイテムが一気の追込みを見せるが、ゴール前で完全に抜けたテイエムイナズマが1着。3/4馬身差の2着はクラウンレガーロが確保。連れて伸びたマイネルエテルネルが3着。脚色目立ったコレクターアイテムは4着まで。5着はカオスモスが入線。勝ちタイムは1分34秒7(良)。