ゴール前写真・回顧

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■素質馬フリートストリートがレコードV

 スタートは各馬が揃った飛び出し。正面スタンド前では果敢に6番エーシンモアオバーがハナヘ。外からは12番フリートストリートもすんなり2番手に取りついて、1コーナーから2コーナーに入っていく。激しい先行争いもなく、前の2頭を見ながらの3番手で2番ブライトラインが3番手を確保。差がなく13番スマイルジャック、1馬身差で5番ダノンゴールドと11番ツクバコガネオーが並走し、半馬身ほど遅れて4番クリールパッション。中団の各馬は7番トーセンアレス、9番グランドシチーが並んで、後方にかけては1番サイレントメロディ、8番メダリアビート、10番アクティビューティ。1馬身半差の最後方追走が3番セイリオスの隊列で、向正面を各馬続々と通過していく。

 2番手以下に対し、終始1馬身のリードを取って逃げたエーシンモアオバーのラップは序盤から淀みなく流れ、前半推定3F35秒4、同4F47秒7、5F59秒8で通過。雨乾きで高速化していたこの日の馬場やメンバーレベルを踏まえれば、平均より少し速い程度の流れになったか。エーシンモアオバーは、3?4コーナーで後続を引き離しにかかるが、これを必死に追うフリートストリートに対し、3番手のブライトラインが2頭のポケットに絶好の手応えに収まって、最後の直線へ。後続はツクバコガネオーなどが浮上しているが、やや水が開いた格好。

 直線に向くと、逃げ込みを図るエーシンモアオバーに対し、外から迫るフリートストリート。直後の3番手にいるブライトラインも追撃の態勢。しかし残り200m付近でブライトラインは、前の2頭を捌くのに手間取っている。この隙に残り100mで先頭が入れ替わり、2番手追走から前を交したフリートストリートが鞍上の猛檄にも応えて重賞初制覇の優勝ゴールイン。2着に逃げ粘ったエーシンモアオバー。断然人気のブライトラインは、勝負の局面で捌けず、さらに1馬身差の3着まで。4着はツクバコガネオー、5着にはグランドシチーが入った。勝ち時計の1分42秒0(重)は、函館ダート1700mの従来記録を1秒1更新するレコードタイム。

コーナー通過順位

1コーナー 6,12(2,13)(5,11)(4,7,8)9,10,1-3
2コーナー 6,12(2,13)(5,11)4(7,8,9)(1,10)3
3コーナー 6,12,2,11(4,5)(13,9)7(1,10)(3,8)
4コーナー 6,12,2-(4,11)(5,9)-7,10(1,13,8)3
コーナー通過順位の見方

1通過するコーナーの名称

2各コーナー通過時の順位
着順の色分け表記1着2着3着

記号の見方
,1,2,3は先行馬との間隔が1馬身以上2馬身未満の差を示します
-1-2-3は先行馬との間隔が2馬身以上5馬身未満の差を示します
=1=2=3は先行馬との間隔が5馬身以上の差を示します
()(1,2,3)は1馬身未満の間隔で並走している馬群を内側の馬番から示します
*(1,*2,3)の*印は馬群内の先頭馬を示します

ラップタイム

ペース
M
100m 300m 500m 700m
6.8
6.8
17.7
10.9
29.3
11.6
41.5
12.2
900m 1100m 1300m 1500m
53.8
12.3
1:05.7
11.9
1:17.6
11.9
1:29.6
12.0
1700m
1:42.0
12.4

※上段:通過タイム、下段:ラップタイム

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