ゴール前写真・回顧

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■極悪馬場を捌いた牝馬レッドリヴェール差し切りV

 スタートは11番マラムデールが出遅れ、5番メイショウスミトモ、10番マイネルフロスト、12番ダンツキャノンなどもダッシュ一息。正面スタンド前での先行争いは、外から一気に14番クリノコマチ、8番オールステイ、7番サングラス、その内からは6番マイネグレヴィル、4番ハイアーレートも先行態勢で1コーナーへと入っていく。レースが2コーナーへ入るところ、レースを引っ張るのがマイネグレヴィル。1馬身差でサングラスが続き、1馬身差でハイアーレート、オールステイ、クリノコマチの3頭。中団は2番ピオネロと3番バウンスシャッセが追走し、外から13番トーセンシルエット、9番ロードフォワード、10番マイネルフロストなどもこの圏内へと浮上する。これらを1馬身差で見ながらマラムデール、さらに1馬身差で1番レッドリヴェールが追走。後方の2頭は大きく離れ、5馬身差でダンツキャノン、さらに4馬身差でメイショウスミトモが最後方という隊列になった。

 先手を取ったマイネグレヴィルの4F通過は50秒9、5F通過は64秒0と不良まで悪化した極悪馬場を踏まえれば、序盤の先行争いを含めてもやや厳しい流れに持ち込む形。3?4コーナーにかけては先頭集団へマイネルフロスト、ピオネロが一気に先頭のマイネグレヴィルへと押し寄せてくる。中団グループからは、内をスルスルと伝ってレッドリヴェールが先団に加わってきた。その間に極悪馬場に悲鳴を上げる馬は続々と脱落し、4コーナーを回るところでの先団は5頭ほどになり最後の直線へ向く。

 直線に入ると、マイネグレヴィルが逃げ込みに入る。しかしこれを外から一目散に捕らえに掛かったのがレッドリヴェールで、どうやら先頭も入れ替わりそう。3番手以下の争いはみるみる差し開いて、内からハイアーレートが3番手を確保した。ピオネロもしぶとく食い下がるが、脚色は劣勢でこれは離れての4番手。マイネルフロストは直線伸びきれずに5着で精一杯の状況か。残り100mでは先頭に躍り出たにレッドリヴェールにマイネグレヴィルがもう一度食い下がるが、レッドリヴェールが振り切って重賞初制覇の優勝ゴールイン。勝ちタイムは、1分59秒7(不良)。

コーナー通過順位

1コーナー (6,*7)14(4,8)2(3,13)-(1,9)(11,10)12,5
2コーナー 6,7(4,14)8(2,3)13,9(1,10)11-12-5
3コーナー 6-(4,7,2,10)(13,11)(1,9)14,3-8-5,12
4コーナー 6,2,4(1,10)-11-13-7=5(8,9)(14,12)=3
コーナー通過順位の見方

1通過するコーナーの名称

2各コーナー通過時の順位
着順の色分け表記1着2着3着

記号の見方
,1,2,3は先行馬との間隔が1馬身以上2馬身未満の差を示します
-1-2-3は先行馬との間隔が2馬身以上5馬身未満の差を示します
=1=2=3は先行馬との間隔が5馬身以上の差を示します
()(1,2,3)は1馬身未満の間隔で並走している馬群を内側の馬番から示します
*(1,*2,3)の*印は馬群内の先頭馬を示します

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