ゴール前写真・回顧

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■7歳馬レッドスパーダが3年半ぶり重賞V

 スタートは5番フラガラッハがタイミング合わず2馬身半、人気の中心16番ジャスタウェイは1馬身半ほど出遅れた。向正面での先行争いはすぐに決着がつき、15番ナンシーシャインが単独先頭へ。これを見る形で1番レッドスパーダがスッと2番手に取り付く形。2馬身離れた3番手グループは、12番ドナウブルー、13番ミッキードリーム、18番カリバーンの3頭が並び、1馬身差で4番シルクアーネストと6番ラインブラッドが並走し、やや遅れて8番ワイズリー。1馬身差の中団から後方にかけては、11番シャイニーホーク、3番レオアクティブの順で続き、さらに1馬身半差で7番ランリョウオー、2番ザラストロが追走していく。2馬身離れた後方は、9番ニシノメイゲツ、フラガラッハ、14番ヤマカツハクリュウ、その直後にジャスタウェイ、10番ムクドクが続き、最後方追走が17番ウインドジャズという隊列で続々3コーナーへと入っていく。

 単騎のマイペースで逃げたナンシーシャインのラップは前半3F34秒5、同4F46秒2。パンパンの良馬場と重賞のメンバーを踏まえれば、平均的な流れか。これを2番手のレッドスパーダ以下の好位勢が追わず、見過ごさずの追走で勝負の4コーナーを迎えるが、直線に入るあたりで逃げていたナンシーシャインは故障発生により競走を中止し、これが最期の姿に…。

 659mを誇る日本一長い直線に入ると、2番手追走のレッドスパーダが後続を突き離す形で早々と先頭に立ち、内回りとの合流地点では後続へのリードは2馬身に広がる。後ろは、各馬内外へ広がっての叩き合いになっている。残り200mでもリードを保っていたレッドスパーダは、そのままラストスパートに入って逃げ込みが濃厚。焦点の2着争いは、4?5頭での激戦状態も、大外から勢いよく脚を伸ばすジャスタウェイと、先行して粘るドナウブルー、内からレオアクティブの上位人気馬勢が優勢か。これらの争いを尻目に、レッドスパーダは悠々と先頭でゴール板を駆けて、2010年東京新聞杯以来、実に3年半ぶり重賞制覇の優勝ゴールイン。1.1/4馬身差の2着争いは2頭で際どくなったが、追い込んだジャスタウェイがハナ差先着。3着がレオアクティブ、4着はドナウブルー、5着はワイズリー。勝ちタイムは1分32秒5(良)。

コーナー通過順位

1コーナー
2コーナー
3コーナー 15(1,13)(12,18)-(4,6)8,11,3,7,2,9,5,14(16,10)17
4コーナー 15-1,13,12,18(4,6)8(3,11)7-2(5,9)(16,14,10)-17
コーナー通過順位の見方

1通過するコーナーの名称

2各コーナー通過時の順位
着順の色分け表記1着2着3着

記号の見方
,1,2,3は先行馬との間隔が1馬身以上2馬身未満の差を示します
-1-2-3は先行馬との間隔が2馬身以上5馬身未満の差を示します
=1=2=3は先行馬との間隔が5馬身以上の差を示します
()(1,2,3)は1馬身未満の間隔で並走している馬群を内側の馬番から示します
*(1,*2,3)の*印は馬群内の先頭馬を示します

ラップタイム

ペース
M
200m 400m 600m 800m
12.3
12.3
23.0
10.7
34.5
11.5
46.2
11.7
1000m 1200m 1400m 1600m
57.9
11.7
1:09.7
11.8
1:20.5
10.8
1:32.5
12.0

※上段:通過タイム、下段:ラップタイム

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