■ダコールが差し切り念願の重賞初制覇！

　スタートで7番マテンロウボスが出遅れ。まずは2番クランモンタナが出て、半馬身差で3番デウスウルトが続くが、9番アーデントが外からこの2頭を交わしてハナに立った。デウスウルトから1馬身差で1番ラングレーと11番パッションダンス、その間に4番ナカヤマナイトが続く。1馬身半差で13番アズマシャトル、直後に6番ダコール、12番メイショウカンパク、15番ハギノハイブリッドが続き、その後ろにマテンロウボスと14番マイネルディーンが並ぶ。差のない内に5番アルフレード、外に8番ユールシンギングと16番ヒットザターゲットが続き、2馬身離れた最後方が10番ダノンヨーヨーとなった。

　1000mの通過タイムは61.5秒。3コーナーでアーデントのリードは4馬身ほど。2番手デウスウルト以下はひとかたまりとなったまま横に広がって直線に入る。

　直線に入り、逃げるアーデントをクランモンタナ、デウスウルト、パッションダンス、ナカヤマナイトが横一線で追い、その後ろも各馬大きく横に広がっての追い比べとなった。残り200m地点でわずかにナカヤマナイトが先頭に立っていたが、ここで直線入ってしばらくは追い出しを我慢していたダコールが、デウスウルトとアーデントの間を割って一気に上がってきた。そのままダコールはゴール前で抜け出す形となり、懸命に食い下がるナカヤマナイトや、内で脚を伸ばしてきたアルフレードにリードをつけて優勝。デビューから37戦目にして念願の重賞初制覇を果たした。2着は1.1/4馬身差でナカヤマナイト、3着はさらにクビ差でアルフレードとなった。ラングレーは5着、デウスウルトは13着、マテンロウボスは16着だった。勝ちタイムは1分59秒6(良)。