ゴール前写真・回顧

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■不良馬場、出遅れも何のその! キタサンブラックが春秋制覇達成!

 7番キタサンブラックが出遅れるという波乱の幕開け。2コーナーを回ってハナに立ったのは11番ロードヴァンドール。2馬身差で1番サクラアンプルールが2番手、さらに1馬身差で18番シャケトラ、その内に3番ネオリアリズム、4番リアルスティール、10番ミッキーロケットが続く。直後に9番ソウルスターリング、その内に2番サトノクラウンと5番ヤマカツエース、その後ろで13番グレーターロンドン、8番レインボーライン、キタサンブラック、16番カデナ、17番ワンアンドオンリー、12番ステファノスらが一団となっている。3馬身開いて6番ディサイファと15番マカヒキ、さらに2馬身後ろの最後方が14番サトノアラジンとなった。

 前半1000mの通過タイムは64.2秒。3コーナーに入り、早めにポジションを上げてきていたグレーターロンドンが前に出た。2番手にはサトノクラウンが浮上。キタサンブラックも内を通ってスルスルと進出し、ほとんどの馬が外を回る中で内からグレーターロンドンに並びかけた。

 直線入ったところでキタサンブラックが先頭に立ち、馬場の良い外めに進路を取っていく。早めに勝負をかけたグレーターロンドンは余力がなく後退。替わってサトノクラウンがキタサンブラックを追い、その後ろからレインボーラインも脚を伸ばしてきた。

 残り200mからは完全にキタサンブラックとサトノクラウンの一騎打ち。サトノクラウンはキタサンブラックの内に進路を切り替えて差を詰めるが、キタサンブラックも抜かさせない。最後はキタサンブラックがサトノクラウンの追撃を凌ぎ切ってゴール。史上5頭目となる同一年の天皇賞春秋連覇を達成した。

 サトノクラウンはクビ差の2着。さらに2.1/2馬身差の3着にはレインボーラインが入った。リアルスティールはレインボーラインから5馬身離れての4着だった。勝ちタイムは2分8秒3(不良)。不良馬場で天皇賞・秋が行われたのは1991年(※)以来、26年ぶり。

※武豊騎手騎乗のメジロマックイーンが1位入線から18着に降着するという事件があった年

コーナー通過順位

1コーナー
2コーナー 11,1(3,4,10,18)(2,5,9)8(7,12,16,17)(13,15)6,14
3コーナー 11(13,2,1)(7,3,4,18)(5,9,10)8,12(6,16,17)(15,14)
4コーナー 13(7,2,1)(8,4,11)(3,18)(6,12,5,9,10)-(15,16)14,17
コーナー通過順位の見方

1通過するコーナーの名称

2各コーナー通過時の順位
着順の色分け表記1着2着3着

記号の見方
,1,2,3は先行馬との間隔が1馬身以上2馬身未満の差を示します
-1-2-3は先行馬との間隔が2馬身以上5馬身未満の差を示します
=1=2=3は先行馬との間隔が5馬身以上の差を示します
()(1,2,3)は1馬身未満の間隔で並走している馬群を内側の馬番から示します
*(1,*2,3)の*印は馬群内の先頭馬を示します

ラップタイム

ペース
M
200m 400m 600m 800m
13.2
13.2
25.7
12.5
38.6
12.9
51.1
12.5
1000m 1200m 1400m 1600m
1:04.2
13.1
1:17.2
13.0
1:29.6
12.4
1:41.6
12.0
1800m 2000m
1:54.3
12.7
2:08.3
14.0

※上段:通過タイム、下段:ラップタイム

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