■12番人気ジョーストリクトリが抜け出し重賞初V

　1番ナイトバナレット、13番イノバティブ、15番タイムトリップあたりがスタートで出遅れ。4番メイソンジュニアが好スタートからハナを切り、その外に16番ボンセルヴィーソが上がってきた。1馬身差で7番スズカゼ、半馬身差の外に14番タイセイスターリー、1馬身半差で6番ジョーストリクトリ、その外に9番カリビアンゴールドが続く。1馬身差で5番マンカストラップと10番クライムメジャー、その直後を8番ダイイチターミナルと11番ジャッキーが追走。2馬身開いて12番スズカメジャー、半馬身差の内に2番ランガディア、1馬身半差で3番セイカチトセ、その外にタイムトリップが続き、2馬身差でナイトバナレット、その外の最後方がイノバティブとなった。

　600mの通過タイムは36.3秒。各馬一団となって3-4コーナーを回り、最後の直線へ。

　直線に入り、逃げるメイソンジュニアに、最内からジョーストリクトリ、外からボンセルヴィーソが迫る。メイソンジュニアとジョーストリクトリの間にいるスズカゼも踏ん張り、後ろからはタイムトリップが脚を伸ばしてきたが、クライムメジャーら人気どころは苦しい。坂を上ってジョーストリクトリが1馬身ほど抜け出す。メイソンジュニアとボンセルヴィーソも叩き合いながら懸命に食い下がるものの、ジョーストリクトリはこれらの2番手争いを尻目にゴール。父ジョーカプチーノにJRA重賞初勝利をもたらした。2着は1.1/4馬身差でメイソンジュニア、3着はさらにハナ差でボンセルヴィーソとなり、この上位3頭が5月7日に東京競馬場で行われるNHKマイルCの優先出走権を獲得した。以下4着スズカゼ、5着タイムトリップ、スズカメジャー6着、クライムメジャー8着、ランガディア13着という結果となった。勝ちタイムは1分36秒0(稍重)。