■ブレスジャーニーが差し切り、2連勝で重賞V

　ゲート入りを嫌がっていた2番バリンジャーが出遅れ。8番セイウングロリアスも行き脚がつかない。5番サクセスムーンがハナを切り、1馬身差で3番クライムメジャー、その外に9番シャイニードライヴが続く。2馬身差で1番ロジムーンと4番ウィンドライジズ、3馬身離れて7番ダンビュライト、さらに2馬身開いて6番ブレスジャーニーが続き、2馬身差でセイウングロリアス、その内のバリンジャーが最後方となった。

　600mの通過タイムは35.0秒。3-4コーナーで各馬の差は縮まり、一団となって最後の直線へ。

　直線に入り、クライムメジャーがここまで逃げたサクセスムーンを捕らえにかかる。その外からはウィンドライジズ、ダンビュライト、ブレスジャーニーが脚を伸ばしてきた。一旦は先頭に立ったクライムメジャーだったが、一気に抜け出すほどの手応えはなく、残り200m手前でダンビュライトとブレスジャーニーが前に出た。そのままこの2頭の優勝争いとなったが、ダンビュライトが内にモタれる面を見せたこともあって、最後はブレスジャーニーが1.1/4馬身差のリードをつけてゴール。6月の未勝利戦からの連勝を飾った。本馬の父バトルプラン、管理する本間忍調教師ともにこれがJRA重賞初勝利。2着ダンビュライトから3馬身差の3着には、クライムメジャーが入った。勝ちタイムは1分34秒5(稍重)。