■豪脚一閃！ レッドファルクスが連覇達成！

　6番ワンスインナムーンがダッシュを利かせてハナに立ち、1馬身半差で7番ダイアナヘイローが2番手。1馬身差で4番フィドゥーシアが続くが、10番ビッグアーサー、3番セイウンコウセイ、13番ファインニードル、14番ネロ辺りが上がってきて一団に。1馬身差で12番ブリザード、半馬身差の外に16番ダンスディレクター、2頭の内に2番レッツゴードンキが続き、その直後に8番レッドファルクスが控える。1馬身差で11番モンドキャンノ、半馬身差の内に1番スノードラゴン、半馬身差で9番メラグラーナが続き、3馬身離れて5番ラインミーティア、さらに1馬身半後ろの最後方が15番シュウジとなった。前半600mの通過タイムは33.9秒。

　3-4コーナーを回って直線に入り、ワンスインナムーンのリードは1馬身半ほどで、手応えもまだ十分。これを道中好位につけていたビッグアーサーと、最内を回ってポジションを上げてきたレッツゴードンキが追う。その後ろからはスノードラゴンとブリザードが脚を伸ばしている。レッドファルクスも馬群をこじ開けるように外に出して追撃態勢に入った。残り200mを切ってもワンスインナムーンが渋太く粘っていたが、坂を上ってレッツゴードンキが最内からじりじりと迫る。さらに外からレッドファルクスも物凄い脚で上がってきた。

　最後は、一旦は先頭に躍り出たレッツゴードンキを、レッドファルクスが豪快に差し切ってゴール。1990年のGI昇格後ではサクラバクシンオー、ロードカナロアに続く史上3頭目となる、スプリンターズSの連覇を達成した。クビ差の2着となったレッツゴードンキから1/2馬身差の3着には、ワンスインナムーンが粘りこんだ。以下4着スノードラゴン、5着ブリザード、メラグラーナは7着、セイウンコウセイは11着となった。勝ちタイムは1分7秒6(良)。