■シングザットソングが桜花賞トライアルを制す

　2番イコノスタシス、3番ニシノトキメキ、9番ジューンオレンジ、17番プウスカンドゥールの4頭が出遅れ。そのほかの馬は横並びのスタートとなる中、8番エコロアイが先手を主張する。内の4番ジョリダム、6番リバーラは折り合って控える構え。

　10番トラベログがなだめられながら4番手を追走。7番ポリーフォリア、12番シングザットソング、1番イティネラートルと好位集団を形成。3馬身ほど空いて11番ルーフが中団。以下、5番トウシンカーリン、15番ムーンプローブ、13番ブトンドール、16番マルモリディライト、イコノスタシス、ジューンオレンジといて、14番サラサハウプリティ、18番ランフリーバンクス、プウスカンドゥールが後方。ニシノトキメキは追走一杯で隊列から後れを取る。

　最初の600mは33秒2。逃げるエコロアイにリバーラ、トラベログが並びかけながら3・4コーナーを回っていく。直後の外目にシングザットソングがいて、直線入り口では前を捕まえる勢い。

　直線に入るとリバーラが先頭に立つが、残り200mあたりでシングザットソングが先頭に代わる。最後はムーンプローブ、ジューンオレンジなどが追い込んできて接戦となるが、シングザットソングが押し切って重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分20秒7(良)。以下、それぞれクビ差でムーンプローブ、ジューンオレンジが入り、この3頭が桜花賞の優先出走権を獲得。