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2018年12月16日

朝日杯FS特集

G1 阪神 芝1600m 15:40

朝日杯FSコース分析

小牧太朝日杯フューチュリティS 小牧太のコース解説

──小牧騎手といえば、2009年の朝日杯フューチュリティSをローズキングダムで勝利。当時は中山芝1600mでしたが、実はコース改修以降の阪神芝1600m(外回り)でも、重賞に限ると小牧騎手が単勝回収率で1位なんです(騎乗機会15回以上の騎手が対象)。

小牧 そうなんや。それは知らんかった。

──阪神の外回りコースは能力通りに決まりやすいと言われますが、そんななかでも穴馬を好走させるための秘訣について、過去のレースをもとに伺っていきたいと思います。

小牧 わかりました。僕が一番最初に阪神1600mで勝った重賞は、レジネッタの桜花賞やね。懐かしいなぁ。

──前走のフィリーズレビューは4番人気(3着)でしたが、桜花賞では一気に12番人気まで評価を落として。

小牧 僕自身、前走が最高に乗って3着やったから、本番はちょっと厳しいかな…と思ってたんやけど。でも、当日の状態がものすごくよくてね。ちゃんと桜花賞にピークを持ってきたんやなって。さすが浅見厩舎やなと思った。

──レースは7枠15番から中団の外目を追走。直線も外目を豪快に伸びてきて、きっちり差し切りましたね。

小牧 はい。道中も直線も手応えは抜群でした。レジネッタでいえば、たしかに桜花賞では人気はなかったけど、その後オークス3着、古馬相手のクイーンSでも2着やから、もともと力があったんやね。だから桜花賞のような競馬ができたわけで。本来、力が足りない差し馬にとって、あのコースで外枠は難しいから。

──なるほど。その後、2009年に6番人気ダブルウェッジでアーリントンCを、2011年に7番人気シルポートでマイラーズCを勝ってらっしゃいます。これらの好走については、コースの観点から言及すべきポイントはありますか?

小牧 僕の印象としては、阪神の芝1600mはけっこう内枠が有利でね。たしかダブルウェッジは最内だったんちゃうかな。

──はい、1枠1番でした。

小牧 ダブルウェッジは、ちょっと難しい馬だったんですわ。行きたがるし、外に張るところがある馬でね。だからアーリントンCでは、内枠がほしいなぁと思っていたんです。その前に僕が乗ったシンザン記念(2着)の内容から、逃げ馬の後ろに入れたら好勝負できると思っていたから。実際、その通りに乗ったでしょ?

──はい。好スタートからスッと3番手に控えて、直線までまったくロスのないコース取りでした。直線も、後ろにいる馬たちの動きを確認してから追い出す余裕がありましたものね。

小牧 うん。それもこれも、スタートしてすぐにあの位置を取れたから。あのレースについては、内枠を引いたことが大きかったね。

──阪神外回りの1600mというと、バックストレッチの中間からのスタート。最初のコーナーまでけっこう距離があるので、枠順による有利不利はそれほどないのかなと思っていました。

小牧 ん?、力のある馬ならどこでもいいんやろうけど…。そうではない馬の場合、やっぱり内枠のほうが楽やね。スタートさえ決まれば、いち早くいい位置を取れるし、そこでじっくりタメられるから。

──続いてマイラーズCを勝ったシルポート。逃げ馬には厳しいコース形態のようにも思えますが、1000m通過58秒0という淀みのないペースを作って、そのまま逃げ切りましたね。

小牧 逃げるときもあまりスローに落としたりしない僕からすると、阪神の1600mはみんな比較的ゆっくりスタートを出るから、逆にハナを取りやすい。そのあたり、最初のコーナーまである程度距離があるコースならではちゃうかな。そもそも逃げ馬はスタートを失敗したらそこで終わってしまうから、あんまり好きじゃないんやけどね(苦笑)。

──改修前の阪神1600mとは真逆の傾向ですね。

小牧 そうですね。以前の阪神はスタートしてすぐにコーナーだったから、先行争いが激しかったし、内枠はすごく怖かったですわ。そう考えると、今の阪神1600mは本当に乗りやすい。逆に紛れが少ないから、力通りの決着になりやすいんやろうけど。ただ、僕の印象では、直線が長いというイメージ以上に前残りが多いような気がする。馬場もいいし、ゴール前の坂もほとんど気にならんからね。

──人気馬に差し馬が多い場合など、そのあたりが隙になりそうですね。ダブルウェッジのアーリントンCなど、まさに人気馬たちが差し届かないなかでの好位抜け出しでしたから。

小牧 大本命に乗ることは少ないからね(苦笑)。どうすればひとつでも上の着順に持ってこられるか、コースの特徴も踏まえてやっぱり考えるから。とにかくスタートを決めて、距離損が生まれないように内でじっくり乗ること。4コーナーも外に出さずにね。そういう競馬を心掛けています。

──改修前の阪神1600mと同様、小牧騎手が勝った中山時代の朝日杯フューチュリティSとは別物というわけですね。

小牧 うん、中山のマイルも難しいからなぁ。それこそ昔の阪神と同じで、1枠で出遅れようものなら、もうそこで万事休すや。ただ、あの頃のローズキングダムに関しては、コースがどうだとか全然考えなかった。GIだというのに、信じられないくらい自信満々やったからね。

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朝日杯FS参考レース

サウジRC

10月6日(土) 東京 芝1600m

1着:
グランアレグリア
2着:
ドゴール
3着:
アマーティ

京王杯2歳S

11月3日(土) 東京 芝1400m

1着:
ファンタジスト
2着:
アウィルアウェイ
3着:
カルリーノ

デイリー2S

11月10日(土) 京都 芝1600m

1着:
アドマイヤマーズ
2着:
メイショウショウブ
3着:
ハッピーアワー

朝日杯FSレース掲示板

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過去の全成績

年度 勝ち馬 騎手 映像
2017 ダノンプレミアム 川田将雅
2016 サトノアレス 四位洋文
2015 リオンディーズ M.デム
2014 ダノンプラチナ 蛯名正義
2013 アジアエクスプレス ムーア
2012 ロゴタイプ M.デム
2011 アルフレード ウィリア
2010 グランプリボス デムーロ
2009 ローズキングダム 小牧太
2008 セイウンワンダー 岩田康誠
2007 ゴスホークケン 勝浦正樹
2006 ドリームジャーニー 蛯名正義
2005 フサイチリシャール 福永祐一
2004 マイネルレコルト 後藤浩輝
2003 コスモサンビーム バルジュ
2002 エイシンチャンプ 福永祐一
2001 アドマイヤドン 藤田伸二
2000 メジロベイリー 横山典弘
1999 エイシンプレストン 福永祐一
1998 アドマイヤコジーン ロバーツ
1997 グラスワンダー 的場均
1996 マイネルマックス 佐藤哲三
1995 バブルガムフェロー 岡部幸雄
1994 フジキセキ 角田晃一
1993 ナリタブライアン 南井克巳
1992 エルウェーウィン 南井克巳
1991 ミホノブルボン 小島貞博
1990 リンドシェーバー 的場均
1989 アイネスフウジン 中野栄治
1988 サクラホクトオー 小島太
1987 サクラチヨノオー 小島太
1986 メリーナイス 根本康広
1985 ダイシンフブキ 菅原泰夫
1984 スクラムダイナ 柴田政人
1983 ハーディービジョン 的場均
1976 マルゼンスキー 中野渡清

レースガイド

「朝日杯3歳ステークス」として1949(昭和24)年に創設された当競走。当初は西の阪神3歳Sに対して、東の3歳(旧表記)チャンピオン決定戦として行われていた。創設時は中山の芝1100mで施行され、59年に1200m、62年に現行の1600mに距離が延長された。

 91年から牡馬・牝馬のチャンピオンを明確にするという目的で、阪神3歳Sが牝馬限定戦に変更され、名称も阪神3歳牝馬Sとなった。これを受けて朝日杯3歳Sも出走条件が変更され、牡馬・セン馬のみが出走可能となった。01年の馬齢表記変更に伴い、レース名が「朝日杯フューチュリティステークス」に変更され、04年からは条件が牡馬・セン馬から牡馬・牝馬に変更された。なお、08年から施行時期が1週繰り下がり12月3週の開催、2014年より施行競馬場を阪神競馬場、芝外回りコース・1600mへ競走条件が変更された。

 過去の勝ち馬には、生涯無敗の二冠馬トキノミノル、史上初の一億円馬タケシバオー、“スーパーカー”と称されたマルゼンスキーなど錚々たる顔ぶれが名を連ねている第1回の優勝馬はアヅマホマレ

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